大人気の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合、午前8時~ほか)。宮藤官九郎氏の脚本の特徴といえば、クスクス笑える小ネタとともに、各所に巧妙な伏線が仕掛けられていること。その伏線が今後、どのように回収されるかが、物語の展開を左右する。春子、夏、アキがあって、「冬」がない。これがこのドラマ最大の伏線かも。
「震災を乗り越えて、アキは結婚する。相手は種市先輩ではなく、ヒロシ。そして娘に『冬』と名付け、季節がめぐり、再び再生していくというメッセージを込めると思う」(50代男性)
子種ということでいえば、記者は「種市」という名字も気になるのだが……。他にも、「トシちゃんのソックリさんが再登場して、トシちゃんのバックダンサーだった太巻と絡む」という推理もあった。
数えきれないほどの伏線が張りめぐらされている『あまちゃん』。朝が来るのが待ち遠しい。
※週刊ポスト2013年7月12日号