これから夏が本格化するが、気をつけたいのが紫外線。十分な対策が必要だ。紫外線といえば上から降り注ぐ直射紫外線だけを考えがちだが、ほこりなどに反射した散乱射紫外線、地面からの反射紫外線など、あらゆる方向に存在。また、地上に届く紫外線には2種類あり、そのどちらも肌には悪影響が。
「肌の真皮まで届いて皮膚を老化させ、しわなどの原因になるのがA波。メラニンを刺激して肌を黒くさせ、DNAに吸収されて健康ダメージを与えるのがB波。いずれも、雲や木陰、衣類、帽子など物理的な障害物があればある程度は防げますが、雨天でも紫外線は0にはなりません。外出時には露出した部分の肌はすべて日焼け止めなどでカバーを」(気象予報士・美容ライターの大貫未記さん)
また、衣服は一般的に白色は紫外線透過率が高く、ダークカラーのほうがおすすめ。「最近はUVカット加工の服地も登場。上手に取り入れて、万全の対策を」(大貫さん)
それでは、世の女性たちはどのような工夫をしているのかを見てみよう。
「日焼け止めクリームを塗っただけより、上からファンデーションをつけたほうが効果絶大。それもBBクリームなど最近流行りのリキッドタイプより、パウダリータイプが◎。パウダーの粒子が日差しを物理的にブロックしてくれます」(東京都・38才・美容部員)
「日焼けしたときは、即メイクを落として化粧水をたっぷりつけたコットンを顔中に。頬の部分がどんどん乾いていくので、そこが集中的にダメージを受けていることを実感。化粧水を注ぎ足し、30分くらいで落ち着きました」(東京都・49才・専門職)
「洗濯物を干すときにかなり日を浴びてしまうので、庭に面した戸の脇に、専用のつば広麦わら帽子を掛けて常備。こうしてあると忘れません」(香川県・51才・主婦)
また、大貫さんは「乳液やジェル状の日焼け止めは、その商品の必要量より少なく使うと効果は激減。白浮きが気になるなら、少しずつ全体になじませてから、重ねづけするようにして、パッケージに表示されている1回分の目安量をしっかりつけて」とも助言する。
※女性セブン2013年7月18日号