『おしん』『渡る世間は鬼ばかり』など多くのホームドラマを描いてきた橋田壽賀子さん(88才)の16年ぶりとなる連ドラがTBS系の『なるようになるさ』(7月12日スタート。初回は21時~、毎週金曜22時~)だ。主演は舘ひろし(63才)と浅野温子(52才)だ。コラムニストのペリー荻野さんは、こんな期待を寄せている。
「『渡る世間は~』は夜9時台で視聴者の中心は中高年層でしたが、今回は10時台なので、若い視聴者が多くなる。そういった意味で、これまでの橋田ドラマとはひと味違う展開になるのではと注目しています」
夫婦を演じる舘と浅野に加え、志田未来(20才)や関ジャニ∞の安田章大(28才)ら若手キャストも橋田ドラマに新風を吹き込んでいる。
「舘さんと浅野さんは『あぶない刑事』で共演して以来、『オンコ』『たっちゃん』と呼び合う仲。夫婦役として絶妙なコンビネーションを発揮しています。そして同じ屋根の下で、若者たちが寝食を共にしながら、家族以上の絆を紡いでいくプロセスも楽しんでほしい」(プロデューサー・荒井光明さん)
橋田ドラマならではの、時には台本3ページ以上にわたるセリフの長さも健在。舘は最初は「ぼくは3行以上のセリフはしゃべったことがないから無理」と出演に尻込みしていたのだとか。
「でも橋田先生からたってのご指名ということを伝えると、“光栄です”と引き受けてくれました。ふたを開けてみると、舘さんの台本はほかの誰のものより汚れていて、相当勉強して、読み込んでいるようです」(荒井さん)
タイトル通り、がんばれば人生、「なるようになる」ことを教えてくれる作品だ。
※女性セブン2013年7月18日号