関東地方の2013年梅雨明けは平年より15日早く、昨年より19日も早くやってきた。真夏に増える女性のノースリーブ姿は見た目も涼しげ。ところが、二の腕を気にして体を絞りたくても暑さはダイエットの敵だという。冷たい食べ物や飲み物を多くとるので体が冷え基礎代謝が落ち、加えてつい食べ過ぎてしまうからだ。
女性にとって体重管理が難しいのは夏だけではない。出産後、増えた体重が戻らないと嘆く人が多いのだ。運動すれば戻せますよとすすめられても、子どもが1人だけでなく2人、3人ともなると、自分だけのために時間をつくるのは難しい。ところが、タレントの市井紗耶香さんは3月に第3子となる長男タオくんを出産したあとも、子育てに追われながらスリムな体を保っている。
妊娠前と比べて14キロ増えていた市井さんの体重は「まだベストの状態には戻ってないんです」というが、すでに10キロ以上のダイエットに成功している。最初に苦労したのは、妊娠中に増した食欲を戻すことだった。
「もともと食べることが大好き。でも、妊娠中の旺盛な食欲のままでは食べ過ぎてしまうので、分量を妊娠前の水準に戻して慣れるようにしました。しばらくは物足りなくて空腹でイライラすることもありましたが、暇さえあれば、代わりにストレッチをして体を伸ばしリラックスするようにしました。今では、普通の食欲の胃袋に戻ってきたと思います」
食事は妊娠前に食べていた普通の分量にしただけで、極端に減らすなどのことはしていない。「食べることは生きることだよ」と言う旦那さんのすすめに従って、熊本の生産者から取り寄せているコメで炊いたご飯をおいしく食べているから炭水化物を抜くダイエットとも無縁。ダイエットしながら普通に食べ続けているのは、市井さんが“体重”を基準にせず痩せようとしているからだ。
「体重ではなく体型を重視しています。数字を気にしすぎて神経質にならないように、我が家には体重計がないんです。何キロかの確認は事務所へ寄ったときに測るくらい。普段は、お風呂に入る前に鏡を見ながら自分の体を触って確かめています。少しでも隙間の時間があれば、気になる部分をマッサージのように触って確かめる。二の腕の太さなどが気になっても、あえて見える服を着て出した方が引き締まりますよ」(市井さん)
体型を基準にするダイエットに重要なのは見て触って確かめることに加え、代謝をよくして老廃物を貯めこまないこと。第3子を妊娠中には、冷え性対策も兼ねてお灸を始めた。赤ちゃんを抱いていると前かがみの姿勢が多くなり体が固くなるが、そのままでは体の巡りが悪くなるので、少しでも時間が空くと首や肩甲骨にテニスボールをあてて転がし、ほぐすようにしている。
「テレビを見ながらなど、本当に少しの時間でも続けるのが効果的。忙しいと忘れがちになりますが、止めるとすぐ体が固まってしまう。慌ただしくても心に余裕を保てるように、そのときの気分や体調にあわせてアロマを炊くと、気持ちが楽になってまたストレッチの習慣を始められますよ」(市井さん)
そして、美しく健康的に痩せる効果を得たい産後の女性として、乳酸菌サプリメント「VegeMIX Beauty(ベジミックスビューティ)」の商品開発にも携わった。完成したサプリを使用したところ、むくみやすかった部分がスッキリしてきたという。
「現在29歳、3人目の子どもを産んでからは顔や脚がむくみやすくなっていました。でも『VegeMIX Beauty(ベジミックスビューティ)』をとるようになってから、以前よりもスッキリするようになりました。冬ぐらいまでにベスト体重に戻せればとのんびり考えていたのが、引き締まったおかげで、あと3キロになりました。予定よりも早く戻りそうです。お肌の調子もよくて、美容とダイエットが同時に出来ている感じがします」(市井さん)
子どもたちとの時間をせいいっぱい楽しみ、数字に惑わされない健康的なダイエットで気持ちにも余裕あるからか、いつも笑顔が絶えない市井さん。キラキラと輝く、きれいで魅力的なお母さんでいたいという願いは、無理なく叶えられそうだ。