猛暑に加え、暮らしに不可欠な食料品など幅広い品目が7月1日から続々と値上がりし、家計を直撃している。日常生活の中で今すぐできる、簡単な節約術とは?
節約名人たちが口を揃えて、「特売」以上に節約にとって有効だと語るのが「タイムセール」の活用だ。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんがこう語る。
「スーパーでは、生鮮食品が最後は値引きされて売られます。値引きシールは閉店2時間前に貼られることが多いですから、ぜひそのタイミングに行きましょう」
青果店や鮮魚店などで買う場合は、定休日を把握し、その前日の閉店2時間前に行くと最もお得。
また、24時間、自由に買い物ができるネットショッピングにもタイムセールは存在する。例えば、楽天市場では、毎日20時から23時59分までを「家計応援!」と銘打って、日替わりで商品が「最安値水準」で売り出されている。
「もともと安い商品が多い楽天市場ですが、このタイムセールでは50%オフも普通。あっという間になくなりますから、買いたいものは事前に調べておいて、20時と同時にパソコンの前で待ち構えたほうがいいですよ」(丸山さん)
例えば7月5日には、うなぎの蒲焼き(60g)が51%引きの480円となっていて、わずか30分で1000袋が完売。普段5600円で売られている野菜スムージーも、57%オフの2380円で売られていた。
大手スーパーが力を入れているネットスーパーを丸山さんが使い出したきっかけは、子供が生まれたことだという。
「なかなか外に出られないので、イトーヨーカドーのネットスーパーを利用するようになりました。地域によって値段は違いますが、ある一定の購入金額以内だと送料がかかるので、例えば週に1度、まとめ買いをしたほうがお得です。注文すれば時間によっては当日、遅くとも翌日には配達してくれます。飲料や洗剤、紙製品、加工品など、日持ちするものはネットで、葉物野菜などの生鮮食料品は近くのスーパーで、と使い分けてもいいのでは」(丸山さん)
イオンでは、5000円以上の購入で送料の105円が無料に。サミットは、17時までの配送便なら2000円以上の購入で送料無料になるキャンペーンを実施中だ。
※女性セブン2013年7月25日号