北三陸編から東京編となり、海女さんがアイドルになっても人気が衰えないNHK朝ドラの『あまちゃん』。ストーリーや魅力的なキャラクターだけでなく、各所にちりばめられた小ネタも評判となっている。その小ネタの中でも難度が高いものをあげよう。
●寿司屋の親方
寿司屋の親方の名前「梅頭」は『ど根性ガエル』の板前・梅さんから?
●ジョジョ立ち
鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が「じぇじぇ!」を「じょじょ!」と間違えたあと、「それじゃ奇妙な冒険よね」と独り言。これは長寿マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』のこと。その後、それを聞いていた梅頭がこっそりジョジョのキャラクター風のポーズを取っていた。
●「バールのようなもの」
ユイのやさぐれぶりの噂の中で登場した「バールのようなもの」という表現は、清水義範氏の同名小説を元にした立川志の輔の創作落語、もしくは故・森田芳光氏の映画『の・ようなもの』が元ネタか。
●薬師丸ひろ子と松田龍平
2人のカラミは「映画『探偵物語』で、松田優作と薬師丸が空港でキスする名場面を思い出す」(アイドル評論家で『あまちゃん』研究の第一人者である中森明夫氏)
※週刊ポスト2013年7月19・26日号