「医者さえ知らない」という健康の新常識が実はたくさんある。『医者が患者に教えない病気の真実』(幻冬舎刊)の著者で、「江田クリニック」院長の江田証さん(42才)にそんな新常識について解説してもらった。
【にんにくや鶏レバーを食べると悪夢を見ない】
「誰かに追いかけられる」「お化けが出てくる」――こうした悪夢を見てしまうのは、“あるビタミン”が不足するのが原因だ。
「ビタミンB6という栄養分は、心をリラックスさせるドーパミンやセロトニンといった脳内物質の分泌を促進させます。このビタミンが不足すると、精神が不安定になり悪夢を見てしまうんです。にんにくや玄米、牛や豚、鶏レバーに多く含まれるので、意識的に摂りましょう」
【豆とじゃがいもは胃の不調を悪化させる】
腸から発生する水素ガスが胃を膨張させることで、胃の調子が悪くなることも。
「豆とじゃがいもを摂取すると、大量の水素ガスが発生するので、胃が張りやすいかたは適度な量に控えましょう」
【まぐろを食べすぎると認知症になる】
まぐろは、汚染物質を蓄積しやすいため、海中にある水銀を体内に多く含んでいることがある。
「水銀が過剰にたまると、認知症の引き金になります。食べすぎには注意しましょう」
【ピザを食べると前立腺がんになりにくい】
トマトには、リコピンという有機化合物が含まれている。
「泌尿器学会で報告されてもいますが、トマトを毎日2個以上食べる人は、前立腺がんになりにくいというデータがあります。リコピンは加熱して油と一緒に摂ると吸収率が上がるので、トマトソーススパゲティやピザがおすすめです」
【背が高い女性はがんになりやすい】
「背の高い人ほど多くの細胞があり、遺伝子が突然変異して細胞ががん化するケースが多いんです」
実際に、最近の英国の医学誌『The Lancet』には「女性は身長が10cm高くなるごとにがんリスクが約16%上昇」という論文が掲載された。
※女性セブン2013年7月25日号