芸能

『ショムニ』“課長”の命日に毎年開かれていた「ショムニ会」

 7月10日に放送された第1話の平均視聴率は18.3%と、好スタートを切った『ショムニ2013』(フジテレビ系)。問題のある女子社員ばかりが集められた庶務二課で、再び江角マキコ(46才)演じる坪井千夏が大騒動を巻き起こすのだが、今回は江角以外のショムニメンバーが一新された。本田翼(21才)、ベッキー(29才)、安藤サクラ(27才)といった若手女優が顔を揃えている。登場人物は世代交代したが、今回の番組復活には、旧メンバーの固い絆があった。

「2003年以降、毎年5月24日に“ショムニ会”というものが開かれているんです。この日は『ショムニ』の旧シリーズで人事部の野々村課長を演じた伊藤俊人さん(享年40)の命日で、江角さんをはじめ、戸田恵子さん(55才)、京野ことみさん(34才)、高橋由美子さん(39才)ら旧メンバーやスタッフが集う同窓会のような会合です」(テレビ局関係者)

 参加者はみな花を持ち寄って、まずはテーブルの上で献花。そして席に着いて、改めて伊藤さんに献杯するという。

「そうして、みんなで伊藤さんとの思い出話に花を咲かせるんですが、江角さんは話しながらいつも泣いてしまうんです。“なんであんなに早く逝っちゃったのよ…”って。それにつられて、毎回最後は全員で号泣しちゃうそうです」(前出・テレビ局関係者)

 伊藤さんが、くも膜下出血で倒れたのは2002年5月22日のことだった。10時間に及ぶ手術の末、一時は意識を取り戻したが、それもつかの間、すぐにまた意識不明に陥った。そして、同年5月24日、伊藤さんは帰らぬ人に。

 奇しくもその日は、同年7月放送の『ショムニ FINAL』の初顔合わせの日だったという。同ドラマの制作発表会見で、江角は「悲しみを乗り越えてみんなで頑張っています…」と涙で言葉をつまらせ、制作側も「伊藤さんの代役は考えられない」と、急遽設定自体を変えて撮影をスタートさせたほどだった。

「『FINAL』が終わってからは、江角さんも“伊藤さんもいないし、続編は無理ね”と言っていました。でも毎年命日に集まるうちに、“またやれたらよくない?”って話が自然と出てきて…。特に2013年は最後のスペシャルドラマの放送から10年という節目でしょう。去年のショムニ会で、江角さんや戸田さんが“来年こそ本当に復活させようよ!”って、意気込んでいたんです」(前出・テレビ局関係者)

 そんな旧メンバーの熱意がフジテレビのスタッフにも届き、『ショムニ』の“封印”は解かれたのだという。

※女性セブン2013年8月1日号

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える\\\"心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン