『ジョークで読む国際政治』の著者でジャーナリストの名越健郎氏はジョークに対して造詣が深い。そんな名越氏から習近平主席にまつわるジョークを教えてもらった。
【1】
中国共産党中央政治局会議で、富豪や幹部による資産の海外逃避が止まらないことが報告された。習近平国家主席が決断した。
「仕方がない。現代の『万里の長城』を造ろう」
【2】米中首脳会談の晩餐会で、運勢が書かれたフォーチュンクッキーが出された。習近平主席が開くと、おみくじにはこう書かれていた。
「新たに3兆ドルの米国債を購入すれば、幸運が訪れます」
【3】問 日米、日韓首脳会談は2時間だったのに、オバマ大統領が習近平主席と2日間で8時間も会談したのはなぜか?
答 借金取りの要求をかわすにはいつも時間が必要になる。
【4】習近平主席が親しみやすさをアピールするため、北京の市場を訪れたが、誰も目を向けなかった。
習主席がたまりかねて、「皆さん、私が国家主席の習近平です」と叫ぶと民衆が答えた。
「あなたが習近平主席ですか。国民的歌手の彭麗媛夫人が横にいないので気がつかなかった」
※SAPIO2013年8月号