大きな出費をして買ったマイホームの資産価値を守るためには、「都心」「駅近」といった人気のエリアを選ぶことがポイントになる。
だが、いくら将来の価値が落ちないエリアに目をつけたとしても、「割高」で買ってしまえば、結果的に高値掴みにもなりかねない。
「最も手っ取り早いのが『家賃』を調べること」とアドバイスするのは、ファイナンシャルプランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター)である。
「立地の良し悪しは賃貸物件の賃料で判断することができます。例えば家賃の相場と物件価格を周辺エリアと比較して適正価格かどうかを検討することです。
将来の資産価値を高めるためには、いかに安値で仕込めるかがカギを握ります。そのためには値引き交渉が不可欠。一見、無理と思われるような“指値”を入れてみて、ダメなら潔く諦めるくらいの覚悟で臨みたい。
資産価値を落とさないための第一歩は“いかに安く買えるか”です」(藤川氏)
※週刊ポスト2013年7月19・26日号