ビッグダディ・林下清志さん(48才)が、『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)でも話題を呼んだ“節約料理”の秘密を、25日に発売される料理本『ビッグダディの痛快レシピ29』のなかで明らかにしている。
番組では、たびたび一家の食卓が映し出され、ネット上では「斬新すぎる」「どうやって作るの?」という声も出ていた、清志さんオリジナル料理。作り始めたきっかけは2001年、元妻の佳美さんと離婚したことだった。4男4女を男手ひとつで養わなければならなくなり、極貧生活が続いた。そんなある日、まだ2才だった4女の都美さん(13才)が、道端に落ちていたガムを嬉しそう食べている姿にショックを受けた。
「あの頃は、お菓子なんてあり得ない生活だったので…。俺、あの都美の姿を見ていて胸がつぶれそうでした。お金のないなかで、子供たちに少しでも“豪華なものを食べた”って思わせてあげたい…」
そう思って、工夫を凝らして“安くておいしい”オリジナル料理を作るようになった。
前妻の美奈子さんと結婚した2011年4月からは、13人分の朝食に加えて11人分の弁当を作ることも。食費をいかに安く抑えるかも勝負だったという。
料理本には、じゃがいもだけで作るハンバーグやオレンジジュースで煮たカレーなど、限られたお金と材料のなかで子供たちに満足してもらうために「工夫に工夫を重ねて辿りついた」という料理のレシピが紹介されている。
「ある材料で作ればいいんです。料理って、その工夫を考える作業じゃないですか。俺は料理のセオリーから外れていても、『この食材はこう料理したらおいしいんじゃない?』と、自由に考えています」と、清志さんは料理でも“俺流”を貫いている。
なお、7月25日18時半~、福家書店新宿サブナード店でサイン本お渡し会(店頭で整理券を配布中。先着300名の予定)が行われる。