7月19日、韓国の全国紙・国民日報に<JYJジュンス、ジェジュン、年内入隊へ>の見出しが躍った。
韓国では、すべての男性に対し、30才の誕生日までに2年間の兵役につくことが義務づけられている。芸能人も例外ではなく、JYJのジュンス(26才)とジェジュン(27才)も、今年末までに入隊する予定だと報じられたのだった。
現在、韓国の兵役制度は「芸能兵士」問題で大きく揺れている。芸能兵士とは、国防省が放映するテレビ番組への出演や軍の慰問活動を行う兵士で、練習のための特別休暇や出張が認められるなど、一般部隊よりも優遇されている。
「ところが今年1月、歌手のRAIN(31才)が芸能兵士として公務出張中に恋人のキム・テヒ(33才)とデートを繰り返していたことが発覚して大騒ぎになりました。また6月には歌手のSE7EN(28才)ら芸能兵士8人が地方公演後に居酒屋で飲み明かし、風俗店を訪問したことも判明。韓国国民から“芸能人だからって優遇されすぎでは”との批判が殺到していたんです」(韓国の全国紙記者)
事態を重く見た国防省は特別監査を行い、7月18日、芸能兵士制度の廃止が決定された。これはジュンスとジェジュンの運命も大きく変えることになった。
「制度の廃止に伴い、8月1日付ですべての芸能兵士は一般部隊に再配置されます。今後、入隊するジェジュンとジュンスも芸能兵士とは比べものにならないほど過酷な一般部隊への入隊が避けられなくなったんです」(前出・韓国の全国紙記者)
陸軍や海軍に配属された場合、北朝鮮国境付近の勤務になることもあり、有事の際は芸能人であろうとも出動しなければならない。そうしたことから、この「芸能兵士廃止」の決定は、思わぬ弊害を生むのではないかという声もある。
「厳しい一般部隊への入隊を避けるため、これまで以上に芸能人の“兵役逃れ”が増えると見られています。わざと直前に肩を脱臼させたり、精神疾患の診断書をもらうという、芸能界で横行していた手法が、さらに広く蔓延する可能性が指摘されているんです」(前出・韓国の全国紙記者)
※女性セブン2013年8月8日号