読み書きが困難な難読漢字を、スラスラと読んだり書いたりする芸能界の「漢字女王」たちでも、書き順の間違いを指摘されて「ハッとした」場面が何度もあるという。『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』に出演するタレントの三浦奈保子さんもその一人だ。
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テレビのクイズ番組で漢字を書くと、視聴者の方からツイッターやブログなどで書き順の誤りのご指摘を受ける機会が増えました。
「全然書き順が違いますね」「めちゃくちゃな書き順なので幻滅だ」などといった内容です。私の親からも「あなたは書き順が無茶苦茶ね」といわれました(笑い)。
指摘された中で印象的なのは「敗」と「武」です。「敗」は右側のぼくにょうの部分を「ノ」と横棒の後に右から払うのが正解ですけど、私は先に左から右に払っていました。
「武」は右の払いの部分を3画めに書いていたんですが、正解は上の横棒2本を書いてから、「止」を書くんです。間違いの指摘を受けると恥ずかしいですね。
子供の頃から、難しい漢字を読むのは好きでしたが、逆に書くことは得意ではなく、書き順も正しく覚えていなかったんだと思います。
テレビ番組で急いで漢字を書くときは、正しい書き順でないと本当に読めない汚い字になっちゃうんですよね。以前は急いで書くと、とても読めないような字になってしまっていたんですが、正しい書き順なら、早く書ける上に、きれいに読める字が書けるんです。
間違った書き順は長年かけて身についてしまっているので、気づいたらその都度、直していこうと思っています。
■三浦奈保子:みうら・なおこ。1987年5月13日、千葉県生まれ。東大在学中に気象予報士の試験に合格した。『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』などのクイズ番組に、インテリタレントとして多数出演。
※週刊ポスト2013年8月9日号