TBS系ドラマ『半沢直樹』(池井戸潤氏原作)は、メガバンクの裏側をリアルに描いたストーリーもさることながら、片岡愛之助、滝藤賢一らを配したキャスティングの妙も、作品に厚みを与えている。5億円をだまし取った東田社長(宇梶剛士)の愛人役を演じるのは、今をときめく壇蜜だ。
「僕の主観ですが、彼女は壇蜜というブランドをうまく演じているような気がするんです。だから、この愛人という役もうまく演じていただけるんじゃないかと。セクシーさの合間に見える彼女の意思の強さが、4話、5話で大阪の事件を解くキーになっていく。『おっ、こんなに重要な人物だったんだ』と驚くほどの超キーパーソンになるので、ご期待ください」(同番組プロデューサー・伊與田英徳氏)
しかし一方で、彼女の起用でこんな困った事態も発生したという。
「彼女が現場に現われると、男性スタッフが大喜びするんです。いつの間にか“なんでお前がここにいるんだ?”というスタッフまで集まってきたりして、異常な熱気に包まれますね(笑い)」
※週刊ポスト2013年8月9日号