8月3日に主演映画『謎解きはディナーのあとで』が公開された嵐・櫻井翔(31才)にインタビューを行った。櫻井が思い描く10年後の嵐とは?
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──先日まで『家族ゲーム』の吉本荒野を演じられたと思ったら、その数日後にはスペシャルドラマ『謎解きはディナーのあとでスペシャル~風祭警部の事件簿~』(フジテレビ系)で執事の影山を演じられていましたが、役柄の切り替えはどのようにされていましたか?
櫻井:吉本を演じたその翌週に影山っていうのもなかなか初めてのことだったんで。そこまで時間がないっていうのは。そこでできるかな、と思ったんですが、『ヤッターマン』とかでもそうだったんだけど、コスチュームの力って大きくて、タキシード着て、眼鏡かけて、普段おろしてる髪を上げて作っていくと、衣装とメイクによるところは大きくて、案外スッと戻れたかなあとは思ってるんです。
影山に関しては連ドラの時に築き上げた型っていうのがあったので、そこに戻っていくっていうのは簡単では当然なかったですけど。スタッフも連ドラの時とほとんど一緒だったので、そういう現場の空気だったり、周りの力によるものが大きかったですね。
──仕事に対するモチベーションはどのように保っていますか?
櫻井:これだけいろんなことをやらせていただけるっていう喜びの方が大きい。その気分転換は? とか息抜きは? とかってよく質問されるのね。息苦しいのを前提とした話を聞かれることが多いんだけど、喜びの方が大きいからあんまりそういうのがないかな。
──櫻井さんは10年前に思い描いていた自分になれていますか?
櫻井:10年前に思い描いていた、なりたい自分をはるかに超えてましたね。報道の仕事ができるなんて思ってもみなかったし、東京ドームにコンサートじゃない形でお客さんが足を運んでくれるなんて思ってもみなかったし、国立競技場でコンサートができるなんて夢にも思ってなかった。21才のころは想像もしてなかったところに今はきてますよね。
──10年前に想像できてなかったところに今いて、今後10年後また新たな道を開いていると思いますか?
櫻井:想像は全くできないし具体的にはないけど、嵐が年齢相応の成熟したグループになってたらいいなっていうのは、最近常々感じているところです。そこに向かって何をしたらいいかって答えは見つかってるわけじゃないけど、いつもそれを頭の片隅に置きながら仕事をしている感じですかね…。
──「嵐全員でスケスケの赤いちゃんちゃんこを着て還暦をお祝いする夢がある」と言ってましたが、それは常々思ってたことだったんですか?
櫻井:あれは、オバマ米大統領が選挙演説の中で引用したキング牧師(公民権運動で活躍した牧師)の言葉。「I have a dream~」から始まる演説がしたかったっていうのが前提にあって、私には夢があるって。それありきで考えてて、6割冗談で4割本気ってことですかね。一方で、60才のおじさんが「そうさ 僕らは スーパーボーイ」って歌ってたら、めちゃくちゃカッコよくない? でもわかんないですよね、60才のころまで考えられないな。
※女性セブン2013年8月15日号