4月に極秘出産していたことを告白した安藤美姫(25才)。ソチ五輪出場に向けてトレーニングを開始しているという。
「すべては子供のためです。子供の父親の南里康晴さん(27才)と入籍するためなんです。安藤さんの母親はいまだに猛反対しているんですが、その母親が彼女に突きつけてきた入籍条件が“ソチ五輪出場”なんです」(南里の知人)
安藤の出産告白後、彼女の母親は南里との入籍に一層かたくなに反対しているという。
「いろいろな報道で南里さんが周囲にどう思われているかを知って、やっぱり娘の幸せを考えれば、“格下男”との結婚は認められないとなってしまったようなんです。美姫さんにとって母親は絶対的存在ですから、その母親の承諾なしに入籍を強行するなんてできないんですね」(前出・南里の知人)
安藤は8才の時に父親を交通事故で亡くし、以降、母親が女手ひとつで彼女を育ててきた。
「スケートはリンクを借りたり、コーチに支払うレッスン料、衣装代、海外遠征費など、とにかくお金がかかる。しかも美姫さんが活躍すればするほど、金銭面は厳しくなる。それでも母親は娘の活躍を励みに家計をやりくりして頑張ってきた。
もはやふたりは一心同体ですから、母親にとっても娘のスケートは、人生そのものになっている部分がある。そういった意味で、このまま格下男とできちゃった結婚、そして引退なんてどうしても納得できないんでしょう」(前出・南里の知人)
子供の父親との入籍を実現させるためには、なんとしてもソチ五輪に出場しなければならない。しかし日本のスケート界では四面楚歌状態で、コーチも決まらない状態。そんななか、安藤は“元カレ”であるニコライ・モロゾフ氏(37才)にコーチ就任を要請した。
「出産を告白した後、安藤さんは何度もモロゾフさんに電話でコーチをお願いしたそうです。彼はまず出産について“おめでとう”と祝福して、“一度会って話したい”と言ってくれたそうです」(スケート関係者)
そして、安藤は7月23日、モロゾフ氏が滞在するアメリカに行き、直接会ったという。大ピンチに頼ったのが元カレ──そんな事態を南里はどう受け止めているのか?
「それは複雑でしょう。でも、一度どん底だった安藤さんを世界女王にしたモロゾフさんの力は、同じスケート界にいたら痛いほどわかる。彼しかいないというのは、安藤さんだけじゃなく南里さんも同じ考えでしょう。南里さんができることは、安藤さんがスケートに集中できるように環境を整えてあげることと、彼女の母親に認めてもらえるよう自分の仕事を頑張ること。ですから安藤さんを信じてアメリカへ送り出していました」(前出・南里の知人)
※女性セブン2013年8月22・29日号