最近はバラエティー番組でタレントとして活躍している杉村太蔵元衆議院議員(33才)。実は“投資のプロ”であることはあまり知られていない。議員になる前は外資系証券会社に勤務、投資の最前線でノウハウを学んだ。そんな太蔵氏は、アベノミクスによる株価上昇で大きな利益を得たという。
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昨年12月の第二次安倍内閣発足以来、日経平均株価は上昇傾向にあります。日経平均株価は一時、1万5000円を突破しました。これは安倍首相が打ち出した大規模な金融緩和政策、アベノミクスによるところが大きいでしょう。
私自身は昨年秋ごろから、複数の株の買い増しを続けていました。当時は野田政権で、日経平均は一時8000円台にまで下落していた時期です。
そして、安倍政権になって日経平均が1万4000~1万5000円台になったタイミングで、相場の過熱感などから売り時と判断し、すべての株を売りました。これにより、資産を1000万円以上増やすことができたのです。
私は2005年に衆議院議員として当選する前、外資系証券会社に勤務していました。株でこれだけ資産を増やすことができたのも、そのときに身につけたノウハウがあったからです。
これまでの私の株式投資の利回りは30%を超えています。これは、100万円投資して130万円になる計算です。現在の大手銀行の普通預金の利率が年0.02%ですから、それなりの実績だとわかっていただけるのではないでしょうか。
さて、今後の株価はどうなるでしょうか? 今回の参議院議員選挙で自民党が圧勝したことで、安倍政権は3年間の安定政権を確実にしたわけです。今後、成長戦略実現のための政策をしっかりと打ち出すことができれば、まだまだ株価は上がる余地があるとみています。私は日経平均は、2万円までいくとみています。また、9月にオリンピックの東京招致がもし決まれば、景気回復への期待も高まり、投資マインドはさらに良くなっていくでしょう。
※女性セブン2013年8月22・29日号