福岡では“最低”気温が29.8℃と、1890年の観測開始以来最も高い最低気温を記録するなど、猛暑関連のニュースが全国を駆け巡っている。肉の鎧に身を包み、真冬でさえ少し動けば体から湯気が出るほど汗をかく力士にとって、夏の暑さは横綱級の大敵だ。
現役時代は、大先輩の千代の富士に引導を渡し、敢闘賞を受賞するなどアツイ相撲で知られた元力士の貴闘力さん。現在は兵庫・神戸のちゃんこ店と2つの焼き肉店のオーナーだ。
焼き肉店を始めてから「風邪をひかなくなった」というだけあって血色の良さが目立つ貴闘力さんの暑さ対策とは?
「キムチやナムルで、唐辛子、ニンニク、野菜を毎日たっぷり食べてるからかな? お店で出している自家製のキムチには唐辛子だけで10種類も入っています。唐辛子のカプサイシンのパワーのおかげか、夏バテもまったくない」
真夏に焼き肉はちょっと…という人は、カプサイシンの効果をサプリメントで取り入れてみるのもありかも。
力士を引退した今でも週に6日の筋トレとランニングは欠かさないという貴闘力さん。
「相変わらずたくさん食べるけど、その分運動をしてどんどん汗をかくというのが俺流の健康法で暑さ対策。練習後はシャワーでクールダウン、これで体が軽くなってリセットできます」
暑いからといって冷たいものをとりすぎず、夏バテ気味なときこそ、アツアツの肉と野菜を食べて暑さを寄り切ってほしいと貴闘力さんはアドバイスしてくれた。
※女性セブン2013年8月22・29日号