NHKの連続ドラマ小説『あまちゃん』の人気が止まらない。宮藤官九郎の脚本で朝ドラのイメージを刷新し若者層・サブカル層の心も掴んでいるが、ファンの中にはロケ地をめぐり「あまちゃん聖地巡礼」をする熱狂的な人々もいるという。
Aさん(24歳・派遣スタッフ)は、そんな熱狂的ファンの彼氏の振る舞いに“じぇじぇ”っとドン引きした一人だ。
「谷中から上野へ散歩している最中、彼が“あまちゃんのロケ地を見に行きたい”と言い始めました。近場ならいいなと思っていましたが、“道を間違えた”ともと来た道を逆行。ひたすら歩かされたあげく、ようやく発見したのは一見普通の、古びた建物。『大名時計博物館』の敷地にあるアパートだそうです。
彼氏は『ここがあまちゃんたちの合宿所だよ』と大興奮していましたが、ドラマを観ていない私はポカン状態でした。『友達にも写メ送ろう!』と鼻息あらく写真を撮っていましたが、炎天下で一度もカフェで休憩もさせてもらえず、呆れ果てました」(同氏)
別の女性Bさん(22歳・大学生)も、「あまちゃん信者」の恋人に不満の色を隠せないという。
「彼は毎朝『あまちゃん』を目覚まし変わりにして起きているんです。一日でも見逃すと焦って不機嫌になる始末。一緒にお家デートしている時も、私よりも『あまちゃん』の動画に夢中なんです。
だから最近は、方言が聞こえるだけでイライラしてしまいます。“じぇじぇ”っていう意味もよくわからないですし、『彼女より能年(玲奈)ちゃんの方が大事なの?』と不満ですね」