ライフ

糖化を防ぐ方法 GI値の低い玄米、柑橘系果物、お茶の摂取を

 最近話題の糖質カットダイエット。でも、糖の摂り過ぎは、健康や肌の老化にも大きな影響を与えることがわかってきた。「酸化」に続き、今、注目の「糖化」について予防法を紹介します。

「糖下とは、摂取しすぎて余った糖が体の中でたんぱく質と結びつき、変性して『AGEs』という老化物質を生み出す反応です。糖化を防ぐためにいちばん大切なのは、糖質過剰な食生活を改善すること。また、食事をすると血糖値が上昇しますが、血糖値を急激に上げたり、高血糖の状態が続いていると糖化しやすくなるので注意しましょう」

 と東京シナジークリニック院長の菅井元彦さん。血糖値の上がりぐらいは、食品によって異なり、それを数値で表したのがGI値。数値が高いほど、血糖値を早く上昇させる。

「白米よりも玄米を食べるなど、なるべくGI値の低い食品を選びましょう。基本的に野菜は低GI値食品なので、たっぷり摂取してください。ただし、野菜でも、いも類はGI値が高いので要注意。とはいえ、炭水化物などの糖質は体に必要な栄養素。

 例えば、朝食と昼食はしっかり食べて夕食だけ白米を抜くなど、バランスのよい食事をしながら、糖質をコントロールすることが大切です。また、柑橘系の果物やお茶に含まれるカテキンは、体を糖化から守る抗糖化食品。これらの積極的に摂取するのもおすすめです」(菅井さん)

 GI値は60未満が理想だという。主な食品のGI値は次の通りだ(資料提供/東京シナジークリニック)。

【穀類(炊いた状態)】
白米:84
赤飯:77
玄米:56
五穀米:55

【パン類】
あんパン:95
フランスパン:93
食パン:91
バターロール:83
ベーグル:75
クロワッサン:68
ライ麦パン:58
全粒粉パン:50

【めん類】
うどん:80
インスタントラーメン:73
そうめん:68
パスタ:65
中華めん:61
そば:59
春雨:32

【果物】
パイナップル:65
その他の果物:60未満

【野菜類】
じゃがいも:90
にんじん:80
やまいも:75
とうもろこし:70
かぼちゃ(西洋、皮なし):65
長いも:65
さといも:64
さつまいも:55
その他の野菜:60未満

【その他の食品】
砂糖類:90以上
豆類:60未満
肉類:50未満
魚介類:50未満
きのこ類:40未満
乳製品:40未満
鶏卵:30
海藻類:30未満

※女性セブン2013年8月22・29日号

関連記事

トピックス

2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
警視庁が押収した車両=9日、東京都江東区(時事通信フォト)
《”アルヴェル”が人気》盗難車のナンバープレート付け替えで整備会社の社長逮捕 違法な「ニコイチ」高級改造車を買い求める人たちの事情
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン