いつか捨てようと思いながらも、ずいぶん長い間自宅に眠っている、あれやこれ。どうせ処分するなら、少しでも家計の足しにしたいもの。そんな時にリサイクルショップやオークションを利用するが、どう売ればいいのか。
「ブランド品やジュエリー、大型の家電、家具など、アイテムによって売る方法を変えるのがいいですね」と語るのは節約アドバイザーの和田由貴さん。
大きな家具や家電は店舗に持ち込むのも大変なので“出張買い取り”に、高価なものは専門のバイヤーが査定してくれる“店舗買い取り”に…というように、使い分けるとよいという。さらに高く売りたい場合は、ネットオークションという手も。
「オークションは、手間はかかりますが、意外な物に高値がつくことも。私は、処分し忘れたエアコンのリモコンが3000円で売れました」
“手軽さ”か“利益”か、個人のニーズに合わせた方法を選ぶことが大切だ。
「当然ですが、手間がかかれば利益が大きくなり、手間が少なければ利益も小さく。また、間に人を挟む出張買い取り、宅配買い取り、店舗買い取りはラクで安心感がありますが、利益は小さくなります」(和田さん)
和田さんによると「手間」と「利益」が多い順番は一般的には「ネットオークション」→「店舗買い取り」→「宅配買い取り」→「出張買い取り」となるという。
それでは、出張買い取りの場合、何が重要なのか。「トレジャーファクトリー」バイヤーの横溝宗一郎さんはこう語る。
「テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンも買い取りできますが、家電の場合は、発売5年以内がひとつの目安。6~7年たっていると、引き取りはできても値段はつきにくくなります」
ドライヤーや加湿器、アイロンなどの小型家電は、出張買い取りは受け付けていないが、店舗に持ち込めば買い取ってくれる。
「家具で買い取り依頼が多いのは、ソファー、ダイニングセット、ベッドといった大物ですが、中古のベッドは敬遠される傾向が強くて店頭で売れないため、基本的にはお断りしています。
また、最近は造り付けのクローゼットが多く、需要がないので、大きな婚礼ダンスも難しいですね」
※女性セブン2013年9月5日号