夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(54歳)が不動産会社勤務の奥様(52歳)。来年は結婚25年目、銀婚式です。
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きみまろさんの著書の中に、「銀婚式、女房とのベッドで、もう『ギン』ギンになることは皆無です」というフレーズがありましたけど、まさにうちの主人がそれ。
「もう半年もご無沙汰ね」とイヤミをいうと、「ストレスが溜まってるからダメなんだ。パチンコで発散するから1万円ちょうだい」。戻ってくると「負けて余計ストレスが溜まった。4~5日はダメだな」。そして次の週末になると「やっぱり、青空の下、緑のターフでの競馬こそ元気の素だ。軍資金ちょうだい」。
いい加減にして! ほんと、アナタには結婚以来、騙されっぱなし! 「子供が好きだ」というから育児を手伝ってくれると思ったら何にもしない。それじゃ、ただのロリコンでしょ!
「家族思いだ」というのも、夫婦ゲンカをするとすぐに義母に電話する、ただのマザコンだし。雑誌のヌードとかAVは「品がないから見ない」といってたのに、その後、主人の書斎で大量の官能小説を発見。追及すると、「視覚や聴覚に頼らないエロスの方が夫婦生活も長続きするんだ!」ですって。
でも、それも5年前の話で、あの頃は夜も元気だった。あの時、怒って官能小説を捨てなければ、今も大丈夫だったかも?
※週刊ポスト2013年9月6日号