普段は接点のない若い女性と出会う手段として、「出会いサークル」がある。数千円の参加費を払って、屋形船での食事会やランチ、お茶会、カラオケ大会、ハイキングなど、サークルが主催するイベントに参加するのだ(サークルによっては入会金や月会費を払う場合も)。
中には一度に数百人もの男女が集まる巨大イベントも開催されている。基本的には男女ともシニア世代が多いが、30代の女性も少なくないという。東京で活動する「三幸倶楽部」代表の越川玄氏が語る。
「男性40歳以上、女性35歳以上で独身であることが当会の入会資格です。年齢を重ねていても、フィーリングさえ合えば、若い女性と交際に至ることは珍しくありません。30代女性と60代男性が交際することはよくあります。ただ、若い女性は人気がありますから競争率は低くないようですけどね」
ライバルの男たちとの競争に勝ち抜き、30代女性と意気投合、数回のデートを重ねて、男女の関係に……なんて甘い展開が待っているかもしれない。
「出会いサークル」に比べて多少値は張るが、「交際クラブ(デートクラブ)」も若い女性との出会いを提供してくれるありがたいシステムだ。
利用の流れはこうだ。まずクラブに入会し、自身のプロフィールを登録。その後、写真やプロフィールから気に入った女性を選び、女性側の承諾が出ればデートの約束が成立(セッティング)し、あとは2人の自由となる。
東京、名古屋、福岡、札幌で展開する「ユニバース倶楽部」の木田聡代表の説明はこうだ。
「当倶楽部は入会金で5万円、女性とのセッティングごとに3万円を頂戴しています。シニアのお客様の中には仕事や趣味でアクティブに活動されている方も多く、若い女性会員からも、包容力があり経済的余裕のあるシニア男性は人気のようです」
若い女性は、きっとあなたを待っているはずだ。
※週刊ポスト2013年9月6日号