9月28日の最終回に向けてますます絶好調のNHK連続ドラマ小説『あまちゃん』(NHK総合毎週月曜~土曜午前8時~8時15分ほか)。15分間の隅々まで偏愛させてくれる理由のひとつが、脇を固める男性俳優陣たちの絶妙なキャラだ。
今日はどんな変なことをしてアキ(能年玲奈、20才)たちを困らせるかと期待してしまう芸能事務所社長・荒巻太一役の古田新太(47才)。
強面からイロモノまで役柄の範囲も広く、宮藤官九郎(43才)作品の常連でもある。『木更津キャッツアイ』(2002年、TBS系)では、ホームレスのオジー役を好演。10月から美輪明宏(78才)をモチーフにした舞台『MIWA』にも出演するなど、3年先までスケジュールがびっしり埋まっているという超売れっ子だ。
そんな彼のパワーの源はアルコール。無類のお酒好きで、休みの日は朝から飲み、昼に近くの居酒屋が開店すると、出かけて飲み始めるとか。
客たちのとんでもないやりとりにビミョーな反応を見せる寿司店の大将・梅頭役を好演しているのが、ピエール瀧(46才)。
「能年さんも音楽好きなので、話が盛り上がるらしく、ピエールさんは能年さんに人生(ZIN-SAY!、電気グルーヴの前身となったバンド)のCDをあげる約束をしたそうです」(芸能関係者)
北三陸市漁協・組合長の長内六郎を演じているでんでん(63才)は、“こういうオジサンいるいる~”と笑いを取る平均的俗物。
その芸名は、「でんでん太鼓のように芸能界を打ち鳴らし、でんでん虫のように芸能界の一国一城の主になりたい」という由来でつけられたという。
絵を描くことが趣味で、撮影現場では、役どころと同じようにムードメーカーだ。
「能年さんは、でんでんさんが描くイラストが大好きで、能年さんのためによく撮影の合間にイラストを描いてあげていたそうです」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2013年9月12日号