この春フジテレビを退社したフリーアナウンサーの長谷川豊氏が、この度、自身初となる単行本『いつも一言多いあのアナウンサーのちょっとめったに聞けない話』(小学館刊)を上梓。
テレビでの復帰も果たし“舌好調”の長谷川氏が、間近で見た「女子アナの素顔」を実況中継する。
過酷な現場で働いている女子アナたちだけに“フリー”ということも意識せざるを得ない。長谷川氏はその点をこう解説する。
「ここ3年くらいで、フジテレビは一線級の高島彩、長野翼、中野美奈子が辞め、今年に入って松尾翠も本田朋子も辞めることになり、高橋真麻も他局で視聴率をバリバリ稼いでいる。
フリーになった先輩が増えることで、フリーになることがより身近な選択肢になってきています。仕事は減って、ギャラも上がって、マネージャーに守ってもらえて、好きな仕事もできてとあれば、実力ある女子アナがフリーを目指すのは当然です」
しかし、一般的にアナウンサーといえば“高給取り”のイメージ。不満を持つような待遇だとはにわかには信じられないのだが、長谷川氏はこうした見方を真っ向から否定する。
「局アナの給料はそんなに高いものではありませんし、局のほかのスタッフに比べて高いわけでもありません。世間でいわれているような、“30前で1000万超えている”なんてこともまずないです。
丸の内あたりの一流企業で働くOLさんたちのほうがもらってるんじゃないかと思いますね」
※週刊ポスト2013年9月13日号