数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリスト・山路徹(51才)が女性セブン読者の相談に答えます。今回は、においフェチの夫に困惑する奥様からの相談です。
【読者からの相談】
夫は私がお風呂に入るのを嫌がります。理由はにおいフェチだから。「お風呂にずっと入っていないお前のにおいが好き」と言うんです。パート仲間にも煙たがられると思うのでさすがに毎日、お風呂に入っていますが、夫は不機嫌。説得するいい方法はありますか?(40才・パート)
【山路徹のアドバイス】
においに性的興奮を感じる人は男女関係なくいると思います。女性でも、男性の野性を感じさせる汗くさいにおいにひかれるという人もいます。
だんなさんもあなたのことをにおいで感じたいのでしょう。あなたの内面から醸し出されているものがにおいとして表れている。においも魅力のひとつでしょうし、相手を感じることができる安らぎのようなものもある。そこは否定せずに受け入れてあげましょう。
ただパートに行くときににおいは気になりますよね。だから、“休みのときだけお風呂に入るのを我慢するから、それ以外は職場の仲間の手前もあるからお風呂に入るね”と言うしかないですね。そのかわりお風呂に入らないときは積極的にだんなさんとコミュニケーションをとるといいですね。セックスをするのもいいと思います。だんなさんもあなたの体臭に興奮して、燃え上がるでしょうし。
においは記憶だと思います。街を歩いているときにふと昔、好きだった人と似たにおいに触れて過去の思い出がよみがえることもあるでしょう。子供のころ母親に抱き締められたときの母親のにおいの記憶を感じることもあります。だんなさんもきっと、あなたの“におい”にふたりの思い出や深い愛情を感じているのではないでしょうか。
※女性セブン2013年9月12日号