2020年夏季五輪の開催地が9月7日(日本時間8日)に決定するが、東京五輪開催が決まったとすれば気になることがある。
五輪招致で話題になった、有名人たちが揚げた「もし東京招致できたら○○します」という公約。なでしこJAPANの澤穂希(34)は「銀座のホコ天でサッカーの試合をやっちゃいます」、演出家のテリー伊藤(63)は「欧米人に負けないよう、胸毛を植毛します」というように、ユーモアあふれる公約が並んだ。
とはいえ、このプロジェクトがスタートしたのは昨年の12月。もしかしたら皆、「招致できるかどうかわからないから」という軽い気持ちでいってしまっただけで、公約を守るつもりなどないのではないか。
その疑問を各所にぶつけてみたところ、意外な人物から生声が届いた。「8年後、止められても出ます」と、2020年五輪への出場を公約にしたレスリング女王の吉田沙保里(30)である。
9月に世界選手権を控え、優勝すれば世界大会14連覇という大一番目前。「公約は本当ですか?」などというぶしつけな質問に答えてくれるはずがないと思っていたところ、流行りのスマートフォン用アプリ「LINE」を通じて本人からメッセージが寄せられた。
「世界選手権頑張ります!!8年後の止められても出る!というのは、今でも変わっていませんよ!そりゃ~、金メダルしかないでしょう!」
しかもミッキーマウスが「OK」とつぶやくスタンプ(LINE用の絵文字)付き。女王の貫録である。
※週刊ポスト2013年9月13日号