ママになってオリンピックに出場した女子シングルのフィギュアスケート選手はこれまで世界にひとりもいないという。その大きな壁に立ち向かおうとしているのが安藤美姫(25才)だ。
4月にひまわりちゃん(5か月)を出産した彼女の復帰戦となる関東選手権(10月12~14日)は、ソチ五輪代表の1次選考会も兼ねており、ファンの間でも注目が高まっている。そのため、当初は埼玉県内のリンクで開催予定だったが、収容人数の多い新横浜スケートセンターに会場が急遽変更された。さらに地区予選では異例の有料となり、1000円の自由席前売り券が販売されることとなった。
決戦の日まで1か月あまりとなったが、安藤のコーチはいまだ決まっていない。今回の妊娠・出産はごく限られた人にしか知らされておらず、日本スケート連盟の中で安藤は四面楚歌の状態。そんななか女性セブンは、安藤がかつてのコーチで、元カレのニコライ・モロゾフ氏(37才)を頼って渡米したことをスクープした。しかし…。
「8月の中旬に彼から電話があったそうです。コーチを引き受ける条件として、復縁したいと言ったそうです」(スケート関係者)
モロゾフ氏は安藤との結婚を具体的に考えていた矢先の2011年夏、突然彼女のほうから別れを切り出されたことを『フライデー』で明かしている。その際、こんな心境も吐露していた。
<この状況で彼女のコーチだけ引き受けるのは無理です。将来にわたって、と言われれば…>
つまり恋愛関係が破綻したのに、仕事としてコーチだけ引き受けるということは考えられないと公言していたのだ。
「だから安藤さんの中には、モロゾフさんから復縁を要求されるかもしれないという思いはあったと思いますよ。でも彼女にはもう子供もいるし、入籍こそしてないものの、“夫”ともいうべき立場の人もいる。今までと状況は違いますから、彼も恋愛と仕事を分けて考えてくれるはずと期待していたんですよね」(前出・スケート関係者)
しかしモロゾフ氏は、窮地に元カノが頼ってくれたという事実に、逆に胸を熱くしてしまったのだろう。
「未入籍だということを知って、“子供も一緒にアメリカに住めばいいじゃないか”とまで言って、モロゾフさんは安藤さんを口説いたそうです。でも、彼女にしてみれば、モロゾフさんとのことはすでに過去の話です。ソチ五輪出場のためとはいえ、そうまでしてコーチを引き受けてもらう気はなかったので、そこで、ふたりは決裂したようです」(前出・スケート関係者)
※女性セブン2013年9月19日号