芸能

故藤圭子さん 元夫・照實氏と実兄の間で納骨先をめぐる争い

 8月22日の早朝、東京・新宿の高層マンションの13階から飛び降り、自ら命を絶った藤圭子さん(享年62)。今、その死を巡って新たな骨肉の争いが起こっている。

 8月29日発売の『週刊文春』で、藤さんの元夫である宇多田照實氏(65才)への怒りをぶちまけたのは藤さんの兄で元歌手の藤三郎氏(63才)だった。藤さんの遺体に面会を申し入れた三郎氏を、照實氏は娘・宇多田ヒカル(30才)の代理人という立場からそれを拒んだというのだ。

 三郎氏だけでなく全ての肉親、知人との面会を頑なに拒否し、通夜、葬儀さえ行わないという異常事態になっていることを、三郎氏はその後もテレビや雑誌で告発した。

「ヒカルちゃんが圭子の骨を引き取りたいと言うなら、もちろん口は出しません。ただ、彼女が安らげるような供養をしてもらいたい。でも本当のことを言うと、私は圭子の骨をおふくろと一緒の墓に入れてあげたい」

 そう語る三郎氏だが、その願いは叶えられそうにもない。

「三郎さんは“すでに和解している”と主張していますが、金銭トラブルによって圭子さんと彼女の母親は10年以上にも及ぶ絶縁状態にありました。圭子さんは口ぐせのように“阿部家(=藤さんの実家)の墓には入りたくない”って繰り返していましたから、それを知っている照實さんやヒカルさんが三郎さんの言うことを聞くとは考えにくいですね」(芸能関係者)

 照實氏は2007年にすでに藤さんと離婚しているため、彼女が入る新たな墓をつくる可能性が高いと見られている。また藤さんは放浪が好きだったため散骨との見方もある。そしてヒカルの母という点において、宇多田家の墓に入る可能性も捨てきれない。

 その宇多田家の墓は照實氏が生まれた山口県山口市内にあった。人里離れた山あいに20基ほどの墓が並ぶ小さな共同墓地。宇多田家の墓はかつては白い御影石が美しく輝く立派なお墓だったというが、今は朽ちた葉っぱがたまり、崩れ落ちた卒塔婆が無残にも残されている。

「ここには照實さんの両親、祖父母が眠ってる。もう30年くらい前の話だけど、彼は藤さんと結婚したときに墓参りに来たことはあった。そのとき以来、照實さんが墓参りに来たとはとんと聞かんがのう。宇多田家は位牌を地元のお寺に管理してもらっている。でも、照實さんはその管理費である互助会費をもう何十年も払っとらん。そんな人が藤さんのお墓の管理なんてできるんじゃろうか?」(地元の住民)

 現在のところ、藤さんの納骨先はまだ決まっていないという。

※女性セブン2013年9月19日号

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