祭りや縁日で出される夜店の一番の楽しみは、なんといっても屋台で売られる食べ物である。ついつい屋台をハシゴしたりしてしまい、気付いたら散財ということもあるが、夜店の商品の「原価」はいかほどか? ここでは「かき氷」の秘密を調べてみた。
夏祭りならではの人気商品といえばかき氷である。祭り会場では100~300円で売られているのが一般的だ。
「約30杯分のかき氷ができる氷一貫(3.75kg)で500~600円。1杯15~20円の計算となり、シロップの取引価格も1杯分7~8円程度なので、器代を入れても、かき氷1杯の原価は30円程度で収まる。
ただし、こう暑いと氷の製造が追いつかず、屋台に冷凍庫を持ち込んだりするので、氷の調達や保管には苦労する」(露店業者)
※週刊ポスト2013年9月6日号