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お堅いイメージの『婦人公論』 別冊『快楽白書』発行の理由

 女性誌では頻繁にセックス特集が組まれ、女性向けAVや風俗産業まで登場した。男性顔負けのこれらのエロ市場を利用する女性たちは何を求め、何を考えているのか。そもそも一連の女性のエロブームの先駆けと言えるのが『婦人公論』だ。お堅いイメージのある同誌だが、定期的にセックス特集を組んでいる。

 最近でも『40代から広がる「性愛格差」』や『女もうるおう秋の“性活”習慣』のように、男性が戸惑うような企画が次々に組まれている。なぜセックス特集なのか。三木哲男編集長に聞いた。

「読者層である50~60代の世代にとって、『性』は夫婦関係や更年期と同様の大きなテーマ。近年は年2回の頻度で取り上げるようにしています。

 この世代は1年に1度も夫と性交渉を持たないセックスレスの女性が少なくない。子供がだんだん手を離れ、夫の関心も薄れるなか、いつまでも女性であり続けたいという気持ちが強いのだと思います。

 最近では6月22日号の『心とからだを癒やすセックス』という特集に大きな反響がありました。やはり『心』を前面に押し出した企画は女性の共感を得られるようです」

 2007年からは性に特化した別冊『快楽白書』を年1回のペースで発行する。

 翌年には『婦人公論』と連動し、『ウェブKERAKU』を開設した。サイトでは女性を意識したアダルトグッズが販売されている。利用者は50代女性がもっとも多く、好評を博しているという。サイト担当者が語る。

「この世代は母親としての役割が終わるなど、時間的にも精神的にも変化がある時期なのだと思います。アダルトグッズの購入や使用がこの世代に浸透したのは、それを許容する風潮ができたからでしょう。女性の信頼が厚い『婦人公論』との連動で安心感もあり、他人と直接関わらずグッズを購入できることから好評を頂いています」

※SAPIO2013年9月号

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