7年後、2020年夏季五輪が東京で開かれることが決まった。そこで金メダルを狙える日の丸のエースは誰か。
まずはポスト福原愛の呼び声高い、卓球の平野美宇(13)。スポーツ紙記者は、「9歳の時に大会史上最年少で全日本選手権一般の部に出場した天才少女。2020年には20歳と旬を迎える。負けると泣く性格も愛ちゃんそっくりなんです」と語る。
2016年のリオ五輪から正式競技になるゴルフでは、史上最年少の13歳で中学王者に輝いた勝みなみ(15)が注目株だ。
「勝は中学生で女子プロツアーに参戦し、予選通過してベストアマを獲得する実力の持ち主です」(ゴルフ誌記者)
サッカー界の新星はスペインにいた。名門チームFCバルセロナの下部組織でプレーする久保建英(12)だ。10歳でバルサと契約し、渡欧。150センチにみたない身長ながら、抜群のセンスが認められて活躍している。
「ロンドン五輪で果たせなかった悲願のメダルを彼ならば果たしてくれるはず」とサッカー協会関係者も大きな期待を寄せる。
一方、お家芸の柔道は暗いニュースが続く。希望の光はロス、ソウル両五輪で金に輝いた、全日本柔道連盟の斉藤仁強化委員長の次男・斉藤立(たつる)である。
「今年2月の近畿小学生大会の小学5年生無差別級で圧倒的な強さで優勝した。身長166センチ、体重100キロと斉藤ジュニアの将来は有望。ニッポン柔道復権にむけて、強化委員長が自ら仕込んだ秘蔵っ子です(笑い)」(スポーツ紙記者)
“金の卵”たちが日の丸を背負って活躍する姿を早く見たいものである。
※週刊ポスト2013年9月13日号