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テレ朝好調の背景にプロパー社長と低コスト路線生みの親あり

 かつて視聴率では「万年4位」が定位置とされたテレビ朝日だったが、今年は1月クール(1~3月)、4月クール(4~6月)で連続して“視聴率3冠”を獲得。『相棒』『科捜研の女』などのドラマに加え、好調要因として挙げられるのが、バラエティ番組だ。『お試しかっ!』や『お願い!ランキング』など、同局が「制作費5割超のカット」という逆境の中で生み出した「企業参加型番組」である。

 コンビニやファミレスなどの人気商品を取りあげ、スポンサーが広告を出しやすい。タレントの出演や、ロケ費用を抑えられるため、制作費もかからない。この新機軸が、視聴率でも同局を支えている。テレ朝社員がいう。

「ウチの社長ポストは代々“朝日新聞の天下り先”だったが、早河洋・現社長は初のプロパー社長。よくも悪くもテレビマンらしい“切った張った”が得意な人です。そのため部下たちの個性がよくわかり、適材適所の人事がうまくいっている。

 社長が最も信頼を寄せているのが平城隆司・取締役。徹底した“低コスト路線”の生みの親で、映像の最終チェックにも厳しく口を出し“天皇”の異名をとる。今のテレ朝は、トップ主導で現場まで一枚岩になっている」

※週刊ポスト2013年9月20・27日号

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