静岡県伊豆市に、数多くのカップルでにぎわいをみせる観光地がある。「恋人達の聖地」、恋人岬だ。3回鳴らしながら愛しい人の名前を呼ぶと恋愛が成就するというラブコールベル(愛の鐘)などが有名だが、恋の願いが叶うと評判の絵馬が、大量にくくりつけられているのも圧巻だ。ところが、先日現地を訪れたというカップルは絵馬に書かれた内容に唖然としたという。
「驚いたのは絵馬に書かれたメッセージのテンションの高さです。『えーわたしたちの紹介を軽くいたしますと……』という言葉から始まるものがありました。そのメッセージを誰かに向けて伝えたい、という意識があるのでしょうか」(24歳男性)
「中には『私たち、ダブル不倫してまーす!早く元妻と別れて~!』と書かれたものもありました。まだ別れていないのに、相手の奥さんを『元妻』と書くあたりが執念深いですよね。
ほかにも、不倫を暴露する内容が書かれた絵馬は沢山ありました。普段秘密にしていることだから、こういう場所でしか発散できないのかもしれない。そう考えると、なんだか切ない気持ちになりました」(26歳女性)
また、男同士の旅行で同地を訪れた大学生も、絵馬を見て驚いたという。
「不倫の『倫』の文字が『輪』になっていたり、小学生レベルの漢字を間違えていたことに驚きました。誤字脱字のレベルではなくて、この世に存在しない漢字を書いているケースも……」(25歳男性)
「略奪愛を肯定するような絵馬も多かったですね。不倫の絵馬には『うちらの出会いが遅くなったのは、神様のイタズラ☆』と書いてあって、なんだかなぁ……と思いました」(24歳男性)
本来、絵馬には願い事を記すはずだが、呪いの言葉を書くなど、ここではまったく違った使われ方をしていたようだ。