インターネット上には時々おトクなネタが転がっている、「電子書籍もいいんじゃない?」と語るのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏。電子書籍のおトクなセールについて振り返ります。
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ネットを見ている時、SNSなどで「この本が面白い!」なんてことを書かれても、今は深夜、書店は閉まっている。アマゾンで買おうにも、届くのは明日以降。あぁ、早く読みたいのに読めないこの気持ち、なんとかして! なんて思ったこともあるのではないでしょうか。
そんな時、電子書籍だとすぐにダウンロードできて刹那的な欲望を叶えてくれます。ただ、「目が疲れる」とか「端末が高い」なんてことを思い、ついつい電子書籍の購入を躊躇する人も多いようですね。
確かに端末の価格はかかりますが、電子書籍のメリットはけっこうあります。まずは本を置くスペースが不要ということ。もうひとつが、価格。電子書籍端末の販売側が、端末本体をたくさん売るために、作品の価格を値下げして販売しているのです。
著名作家の小説でさえ、アマゾンが発売する端末『Kindle』版では半額で買えることがあります。また、ある程度紙の書籍が売れた著者の作品は、電子版では激安価格で販売されたりもします。
こうしたバーゲンがあるのが電子書籍の魅力で、9月19日まで楽天は文芸書の半額セールを行っていました。同社が販売する端末『kobo』を売りたいという狙いがあるのでしょうが、伊坂幸太郎や重松清の作品が289円で買えるというたいへんお得なセールでした。みなさんもそろそろ電子書籍を導入してみてはいかがでしょうか。
※女性セブン2013年10月10日号