芸能

みのもんたの開き直った発言に危機管理専門家「大変まずい」

 みのもんた(69才)の次男で日本テレビ社員の御法川雄斗容疑者(31才)が窃盗未遂容疑で警視庁に逮捕されたのは、9月11日のこと。2日後、みのは謝罪会見を開き、以後、報道番組の『みのもんたの朝ズバッ!』『みのもんたのサタデーずばッと』(ともにTBS系)への出演を自粛しているが、バラエティー番組などの出演は続けている。

 みのは9月21日、レギュラーを務めるラジオ番組『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)に生出演した。謝罪会見後初めての番組出演ということで、みのの発言に大きな注目が集まったが、番組冒頭でお経を唱えると、初めに墓参りに行ったことを報告し、その後、こう切り出した。

「ご先祖さまにね、“世間をお騒がせしていて大変申し訳ございません”と…。といっても、別に私は騒がせたつもりはまったくないんですよ。私が何やったわけでも何でもないわけだし」

 リスナーも驚きの開き直り発言で幕を開けたこの放送は、次男の不祥事への反省や謝罪の弁は最後までないまま、事件をめぐる報道への“大逆襲”が繰り広げられた。みのは自粛している報道番組についても、「そもそも降りるつもりもなかった」と明かし、番組プロデューサーとのやりとりまで暴露。

「(息子の事件でも永世中立を守って報道できるか、という問いに)私は素直に“身内の肩を持ちたくなりますね”って言ったの。そしたら“それは公明正大ではありません”と。どこで達観したのこいつは、というような素敵なプロデューサーでね」

 と、身内のプロデューサーを皮肉まじりに批判してみせた。

 逮捕直後には「父親として申し訳ない」という直筆メッセージを公開し、自宅前で行った会見では、「大変ご迷惑をおかけしてすみません」と、涙ながらに頭を下げて詫びたのに、それを覆すような発言のオンパレード。数々の企業の謝罪会見を監修してきた危機管理アドバイザーの田中辰巳氏が語る。

「火に油を注ぐ、大変まずい番組でした。どうであれ“お騒がせして申し訳ない”というのはいちばん使ってはいけない言葉です。事件が起きて世間で騒ぎになっていることではなく、事件自体にリスナーは怒りと不信感を持っているんですから。

 それから、自分を批判した人を逆に批判し返すのも絶対にダメ。犯罪を肯定していると受け止められかねないし、身びいきするべきだと言っているようなもの。これは報道者の資格を失うに等しい発言で、世間の風当たりをより強いものにするだけです」

※女性セブン2013年10月10日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン