56年ぶりに東京で開かれる五輪。親バカと呼ばれようと、わが子を地元開催の記念すべき五輪に出場させられるものなら、させてあげたいと思う親は多いかも。
東京五輪では2016年のリオから正式競技となる7人制ラグビーやゴルフを含む、全28競技が実施されるが、数多くの五輪を取材しているスポーツライターの矢内由美子さんはこう語る。
「7年後に10代後半くらいになる小学生以上の子供ならば、誰でも日本代表になるチャンスはあります。今回は地元開催のため、現行ルールではチーム競技には開催国枠が与えられますし、個人競技でも“日本の出場枠”が設けられる可能性が高い。
日本以外での開催の場合と違い、他国と戦って出場枠を獲得しなくてよくなるのです。しかも日本代表選手の決定は多くの競技で開催直前の2020年春くらいまで延びます。7年間1つの競技に打ち込めば、日本代表になれる可能性は充分にあります」
矢内さんによれば、数ある競技のなかでもいちばん五輪選手になりやすいのが「女子ラクビー」。
「まだ日本では認知度も低く、競技人口が少ないのが現状ですが、IOCの男女同権の考えから、女子ラグビーも正式種目です。娘さんが運動神経に恵まれていたら、始めてみる価値はあると思います」
今から始めて五輪選手になりやすい競技を矢内さんに聞いた。まずは、女子ラグビー。
「女子ラグビーの競技人口は2500人程度と少なく、いちばんの狙いめです」(矢内さん、「」内以下同)
レスリングも狙い目だという。
「リオ五輪から女子の階級枠が細かくなり2階級増える。つまり、出場枠も広がります」
韓国の国技であるテコンドーも。日本では、岡本依子さんがシドニー五輪で銅メダルを獲得している。
「岡本さんはテコンドー歴わずか8年で銅メダルを獲得。メダルも狙えます」
※女性セブン2013年10月10日号