数多くの著名人から「前向きに生きる勇気をもらった」と圧倒的な支持を集めるスピリチュアルカウンセラーがハワイにいる。それはウィリアム・レーネン氏だ。
滞在先の都心のホテルを訪れると、彼は自ら部屋のドアを開け、迎え入れてくれた。足を患う彼は、両腕に杖をつきながらも、取材陣のために椅子の位置を整える。その間もにこやかな笑顔を絶やさない。
「今は、日本人の生き方が問われています。世間体や固定観念に縛られずに生きるべきです。そのためには、過去を手放さなくてはいけません」(レーネンさん、以下「」内同)
レーネンさんは、アメリカを中心に世界で活躍するハワイNo.1のサイキックチャネラー。スピリチュアルなカウンセリングで、人々を幸せに導いている。
日本では作家のよしもとばななさん(49才)、モデルの道端ジェシカ(28才)などと親交が深く、彼女たちも心酔している。酒井法子(42才)もそのひとりだ。
彼はこれまで何人もの著名人の写真を見てきたが、酒井の写真にはとりわけ強い印象を受け、心を動かされたという。
「これまでもポジティブなエネルギーを感じる日本人としては、マツコ・デラックス(40才)、小林幸子(59才)、松田聖子(51才)、北島康介選手(31才)らがいます。
その中でも特に、酒井さんはポジティブなエネルギーがあふれていました。大きな変化の時を迎えている日本に、非常にポジティブな影響を与える潜在力の持ち主だと直感したからです。それはアンジェリーナ・ジョリー(38才)と同じもので、これほど大きなパワーを感じる人は少ないものです」
とはいえ、酒井は2009年に覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予付きの判決を受け、昨年女優復帰。“つらい過去”のある彼女がなぜポジティブな影響を与えられるのか。
「過去をなかったことにはできませんし、それが正しい経験だったとは言いません。しかし、大事なのは“今をどう生きるか”です。過去より今、ポジティブな感情にフォーカス(集中)することが大事でしょう」
謙譲を美徳とする日本人の感覚からすると、「過去を省みなくてもいいの?」と思わないこともないが…。
「法を犯すことはもちろんよくないこと。でも、間違いを犯さない人間がいますか。人間である以上、多かれ少なかれ間違いを犯す。なのに日本では“セカンドチャンス”を与えようとしないことが多い。
そして、『また過ちを犯すのではないか』とネガティブに見る。そんな社会に、私は未来があるようには思えません。それよりも、その人が本来持っている能力を生かせるように助ける社会のほうがずっといいと思いませんか?」
※女性セブン2013年10月10日号