『あまちゃん』(NHK)、『半沢直樹』(TBS系)が大好評のうちに放送終了した。中でも『半沢』の最終回の平均視聴率は42.2%と、平成期のドラマでは最高の視聴率を叩き出した。
こうなると、どうしても比較されることになる次の番組は大変だ。特に、主演タレントやその関係者は気を揉むことになる。
「主演したドラマの視聴率が悪いと、ただでさえ“数字が取れない”という烙印を押される。前クールの同じ枠のドラマの数字がいいと尚更です。掴んだ視聴者を逃した戦犯のようにいわれてしまい、その後の声がかからなくなってしまう。大人気ドラマの“後釜”は誰もが避けたいですよ」(芸能事務所関係者)
制作現場では、すでに次回作の出演者に同情する声が聞こえてくる。
「最近の朝ドラは低迷していたから気楽だったが、こうなってしまうと、後を受ける『ごちそうさん』の杏ちゃんが可哀想。重圧で倒れるんじゃないかと心配するスタッフもいます」(NHK関係者)
ちなみに『半沢』の後釜は木村拓哉主演ドラマだが、“元祖・視聴率男”とてそのプレッシャーは想像を絶するものがあるのだろう。
※週刊ポスト2013年10月11日号