10月から始まる秋ドラマ。“ポスト半沢直樹”になるかもしれないといわれているのが、竹内結子主演の『ダンダリン・労働基準監督官』(日本テレビ系、10月2日スタート、水曜22時~)だ。
竹内結子(33才)演じる労働基準監督官が、“名ばかり管理職”や“サービス残業”、“パワハラ経営者”など、ルール違反のブラック企業に、「それ、労働基準法違反です!」と立ち向かう。というと、『半沢直樹』の「倍返しだ!」をつい連想してしまうが、
「そんなに硬いものではなくて、“働くってなんだろう”とか“明日も頑張って仕事行こうかな”と感じてもらえればいいなと思っています」
と三上絵里子プロデューサー。名前がそのままタイトルになっている主人公の段田凛は、まっすぐで融通のきかない女性。ずっと仏頂面をしているけれど、「竹内さんが本来持っているピュアさが根底からにじみ出ていて、すごくバランスのいい“変カワイイ女”になっています」と三上さん。
コラムニストのペリー荻野さんも、「竹内結子は『ストロベリーナイト』の女性刑事役で新境地を切り開いているので、今回の『ダンダリン』も面白そう。労働基準監督官というこれまであまり知られていなかった世界を見せてもらうのも楽しみです」と期待を寄せる。
竹内は髪をバッサリ切り、役作りにのめりこんでいるようだ。
「お芝居の中で怒られているシーンがあると、役なのに、本当に凹んでしまう。“あ~あ、つらかった”みたいに(笑い)。雨の中、泥だらけで匍匐前進(ほふくぜんしん)するシーンでは、“は~、やってやったぜ”みたいな感じで、達成感を表していました。こっちは竹内さんに恨まれてもしょうがないなと思いながらやってるんですけど…。なんてかわいい女性なんだろうと思いましたね」(三上さん)
竹内演じるダンダリンに振り回される部下役を演じるのは、松坂桃李(24才)。実は学生時代からドラマを見てきた竹内の大ファンで、
「松坂くんにとっては憧れの女性だったらしくて、共演するにあたっては恥ずかしくて目が合わせられないと話していました」(三上さん)
女性ファンとしては、そんな桃李クンも見逃せない。
※女性セブン2013年10月10日号