千葉のベイエリアに12月、新たに誕生する巨大ショッピングモール「イオンモール幕張新都心」が、大きな注目を集めている。350もの専門店が集結するそのモールの敷地面積は、19万2000平方メートル。なんと東京ドームの約4個分の広さだ。「大人」「ファミリー」「スポーツ&家電」「ペット」の4つのモールから構成され、端から端まで歩くと、1~1.5kmあり、モール間を移動するバスが施設内を巡回する。イオンモール幕張新都心の担当者はこう胸を張る。
「私たちは単に商品を買うだけではなく、一日を過ごしていただくための場所を作ろうと考えて、イオンモールを創ってきました。幕張新都心は今後のイオンモールのプロトタイプ(原型)にしたいと考えていまして、そこに行けば何かができる、これをやろうという体験型施設にしています。
ペットと楽しめるドッグランやドッグカフェ、24時間対応のペット病院のほか、スポーツをしたい人のためにランニングステーションや、親子で職業体験ができる施設、東映の特撮ヒーローと触れ合えるコーナーも作ります。ここに来ていただければ、どんなかたも夢中になって、人生の新しい物語が始まるような場所にしたいと思っています」
その規模といい、中身といい、一度は体験してみたいと思わせるインパクトがある。イオンモールが掲げる目標年間来場者数はなんと3500万人。
「イベント会場として使われることの多い幕張メッセだけでも年間547万人の利用者がいて、野球を見に来る人も年間200万人います。そういうかたがたの中にも、イベントの前や後はイオンモールで食事を、という使い方が出てくると思っています」(担当者)
休日はもちろん、平日の人の流れも大きく変える可能性を秘めているこのイオンモール幕張新都心。新しい試みゆえ、その成否は、近隣のショッピングモールはもちろん、業界全体からも注目を集めているのだ。
※女性セブン2013年10月17日号