ライフ

牛丼チェーン 最も美味しく食べられる時間帯は一日のいつか?

 日本が誇る国民的ファストフードといえば「牛丼」。いつ食べても同じ美味しさを提供するといわれているものの、店舗の鍋で煮ているからには味に変化があるはず。もっとも美味しく味わえる狙い目の時間帯はいつなのか、迫った。

 牛丼の味の決め手となるのがタレだ。吉野家では、工場から出荷されたタレを毎日注ぎ足して使い、深みのある味わいを出している。1日に数度はあく抜きのためタレを漉(こ)す作業もある。すき家では、タレに漬けて肉を煮る時間は1時間以内と制限されている。このようにタレの品質管理は徹底されているが、

「個人的な感想ですが、各社とも店舗や店員、時間帯によってタレの濃淡がある。一般的に回転率の悪い店舗では煮置きで濃度が高くなるため、概して味付けが濃厚になりやすい。逆に繁盛店は煮込みの時間が短くなりがちなので、あっさりした味になりやすいようです」(大衆食文化に詳しいライターの松浦達也氏)

 最も美味しい牛丼が食べられる時間帯は客数が把握しやすいランチタイムだという。混雑時を見越した仕込みが可能で、ベストコンディションの牛丼が提供される可能性が高い。

 牛丼のウリのひとつは「早さ」だ。すき家ではオーダーから提供まで10秒という目標を掲げている。秘訣は並盛、中盛、大盛などメニューごとにサイズの異なる「オタマ」だ。これにより、スピーディーかつ適量の盛り付けができる。
 
 スタッフの動きも厳しく定められ、「歩く時は1秒に2歩以上」、「腕を使う作業は肘から下だけ動かす」などと緩慢な動作を排する工夫がされているという(すき家広報はノーコメント)。

※SAPIO2013年11月号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン