カメラの前ではニコニコしていても、そこはやはり女社会。アナウンス室には嫉妬、ごますり、反目、本音と建て前が蠢いている。そしてついには仁義なき「派閥抗争」に発展することも──。女子アナたちのドロドロした人間模様をレポートする。
アナウンス部の人間関係が最も複雑なのは、やはり「女子アナ王国」のフジテレビだ。
フジでは1990年代以降、代々『めざましテレビ』出演者が最大派閥を形成していた。高島彩アナ(34)を中心に、中野美奈子アナ(33)ら主力が勢揃いしていたからだ。彼女たちの退社後、この『めざまし』派のリーダーに座ったのが加藤綾子アナ(28)である。
フジテレビ社員がいう。
「本来であれば、『めざまし』のメインMCを継いだ生野陽子アナ(29)が順当なんでしょうけどね(笑い)。ですが、生野アナはアナウンスにトチリが多く、“重要なニュースはショーパンに読ませるな”と報道セクションから物言いがついたこともあって、後輩からの求心力が失墜してしまった。
一方、いまやカトパンは名実ともに局の顔。今年春に、会社から“貢献度が高い”と異例の表彰を受けたこともあり、自然と“めざまし派”は“カトパン派”と称されるようになった。高島アナと仲がよく、しょっちゅうアドバイスを受けていることも“お墨付き”になっている」
『ノンストップ!』の山崎夕貴アナ(26)、ミタパンこと三田友梨佳アナ(26)がこの派閥の“直系”だ。
隅に追いやられた生野アナは、同期で『ニュースJAPAN』を担当する大島由香里アナ(29)とばかりつるんでいるとの情報も入ってきている。
※週刊ポスト2013年10月25日号