10月19日、『冬のソナタ』日本初放送から10年という節目を迎える。
「あのイントロが流れると、胸の奥がキュンと痛んでしばらく立ち尽くしてしまうんです…」
2002年に韓国で放送され、平均視聴率23.1%、最高視聴率28.8%を記録した韓国ドラマ『冬のソナタ』。主人公のふたりが運命に翻弄されながらも最後まで純愛を貫く姿が共感を呼び、日本では翌2003年4月から9月までNHKBS2で放送されるや、あまりの反響の大きさに同年12月には再放送、結局NHKだけでも4回放送、日本各地の放送局で30回以上放送され、日本での韓流ブームの礎となった。
「私もこの作品に流れている清く正しく美しい世界観が好きです。葛藤や苦悩が次から次へと出てきますが、それも登場人物たちが、人としてのあるべき姿を求めているからゆえ。見終わったあとに心が浄化されたような気になります」
こう話すのは、『冬ソナ』以前から韓国ドラマを見続けてきた韓国エンターテインメント ナビゲーターの田代親世さんだ。
「多くの日本の視聴者にとって最初に見て夢中になった韓国ドラマということで、『冬のソナタ』は一生忘れられない“初恋”なのだと思います」
主演のヨン様ことペ・ヨンジュン(41才)は、2011年の『ドリームハイ』以降ドラマにも出演せず、その動向は謎につつまれたままだ。「ドラマの主人公そのままに、もしかしたらそれより美しいかも…というたたずまいで2004年に初来日を果たしてから、一貫して素敵な姿を見せてくれています。
自己を律する厳しさや、物事に向き合う丁寧さと慎重さが、彼をずっと特別な存在でいさせているような気がします」
※女性セブン2013年10月24・31日号