今年6月2日、路上でカラスに襲われているところを保護され、懸命に生きようとした子猫。名前は、「わさびちゃん」(メスで生後2~3週間)。
顎の骨折、そして舌も裂かれたわさびちゃんを救出した「父さん、母さん」は、それから不眠の看病を。その後里親探しや情報交換のためにツイッターを開設(その後、わさびちゃんは正式に父さんと母さんの家族に)、治療の様子などをアップすると、その健気な姿やかわいいおくるみ姿が人気となりフォロワーが急増。
なかでも評判だったおくるみは、口の中を怪我したわさびちゃんへのカテーテル給餌の際、暴れてますます口の中が傷ついてしまうことを防ぐために使用したもの。手足と頭をすっぽり覆い、スムーズに給餌できるすぐれもの。おかげで体重も210gから1150gまで増えた。
しかし…わさびちゃんは、天に召された(8月27日)。わずか87日間だったが、わさびちゃんと家族の愛が溢れた生活は、私たちに命の大切さを教えてくれた。
※女性セブン2013年10月24 ・31日号