現在の国立競技場では最後となってしまった嵐のライブ。7万人収容できるこの広い会場で、嵐は小さく豆粒にしか見えないのでは…と思ってしまいだが、会場に入ってみると距離を感じさせないステージ構成。「国立が狭く感じる」との声をたくさん耳にした。
それは国立が狭いんじゃなくて嵐の愛が詰まったステージとなっているから。そんな嵐の国立での計6回ライブを総括! 櫻井翔が過去のライブのセレクト、思い出を振りかえってもらった!
【2008年】
「最初の国立のリハーサルのときに、それぞれが写真を撮り続けてたってことかな。毎年そうなんですけど、これが最初で最後だって思ってたんですよね。来年出来るなんて思ってもいなかったんで、写真を撮りまくってました。
毎年毎年、2度とないだろうって思って。去年に関しては今年の開催は決まっていたんで、ちょっとした安心感っていうのがあったんです。気付いたら6回もやらせていただいていましたね。年にひと組しかできない会場なので、めちゃくちゃ嬉しいですよね」(櫻井)
【2009年】
「10周年の一曲目がステージの上からフライングでステージまで飛んだんです。いま思い出しても手汗が出ますね。あれは尋常じゃない高さですよ、ビルでいったら7~8階でしょ? ちょー怖いよね。怖いところであればあるほど、リハーサルで飛ばないと怖いから、やらざるを得ないし。
二度とやりたくないなって思ってたけど、結局3度くらいやった。一方で映像になったものを見ると、あれに勝る演出はなくって。国立の聖火台まで飛んでいくって、お客さんから見てると最高だろうけど、僕としてはしんどいですね(笑い)」(櫻井)
【2013年】
「今年のライブのアンコールでこの景色が見られるのは最後か…って思ったら、名残惜しくなりましたね。同じサイズの同じような場所が仮にあったとしても、国立競技場の歴史を考えるとあの場所でコンサートが出来るっていう喜びは他に代え難いですいよね。
外国の友達と話をした時に『NATIONAL STADIUM』だって言われて、「あっ、あそこってナショナルスタジアムじゃん!!」って思ったんです。“国立競技場”って言葉でインプットされちゃってたけど、“ナショナルスタジアム”ってちょっとすごいなって思って。そんなところでライブが出来てるってすごいなって、歴史の重みを感じながらステージに立ってました」(櫻井)
※女性セブン2013年10月24・31日号