ライフ

鏡リュウジ 「占いはひとつの気づき。抽象的な言葉で伝える」

 現在女性誌で人気No.1といっても過言ではない、売れっ子占星術師鏡リュウジさん(45才)。

「幼いころ魔法使いに憧れて、タロット占いをしたのがきっかけです」と穏やかに笑みをこぼす。

 来年で占星術師歴30年を迎える鏡さん。高校時代から占い専門誌で連載を開始。大学でユング派心理学を学び、1990 年代に心理学と西洋占星術を結びつけた独自の「心理占星術」を紹介。その学問的でロマンチックな占いは非常に新しく、不思議な魅力で多くの女性たちを虜にした。

「占いは、ひとつの“気づき”。新たな視点を与え“思い当たる”という心地よい自己発見の喜びを与えるものです。ぼくは、その時代の環境や気分を取り入れ、抽象的な言葉で伝えます。みなさん、それを胸の中のもやもやした思いと重ねるのでしょう。

 昔は“OLになり、将来有望な男性と結婚するのが夢”など、女性のライフスタイルが画一的だったため、具体的に占い結果を提示しても当てはまりやすかった。でも今は、同じ40代でも既婚もいれば独身もいる。生き方自体が多様化しているため、表現に幅を持たせて抽象的に導くほうが、“なんだか当たってる。こんな一面もあるんだ”と気づきやすいようです。占いはあくまで自分を知るための手段。楽しく上手に活用すれば、豊かで幸せな人生に出逢えるはずです」(鏡さん)

※女性セブン2013年10月24・31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
「控えさせていただきます…」港浩一社長会見、フジテレビが答えられなかった「18の質問」【緊迫会見100分】
NEWSポストセブン
大谷
《“第二の故郷”ロス山火事の緊急事態》大谷翔平、SNSに投稿されたキャッチボール姿は“顔まわりや脚が明らかにほっそり” 二刀流復活への準備が順調な証拠か
女性セブン
人質になっているリリーさん(欧州ユダヤ人会議のXより)
《性暴力と隣り合わせ》ハマスに監禁され続けている19歳女性…父親「中絶に間に合わない」と望まない妊娠を危惧 停戦合意で解放へ
NEWSポストセブン
絶好調の松山英樹
松山英樹が開幕戦で「賞金5億円獲得」課題の劇的改善を支えた「新兵器パター」の正体
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《山口組と阪神・淡路大震災》機関紙で明かされていたボランティアの実態 スローガンは「一人は皆のために 皆は一人のために」 組長自ら救援活動
NEWSポストセブン
公判で明らかになってきた田村一家の“地獄の家”の全貌とは
《指摘される前に奴隷は頭を低くしろ》田村瑠奈被告が暮らした「地獄の家」に貼られていた“メモ”の数々と、天井から吊るされた“ナゾの赤い布”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
中居正広“深刻トラブル”被害者X子さんが心の内を明かした(時事通信フォト)
《スクープ証言》中居正広“深刻トラブル”被害者X子さんが口を開いた「9000万円ものお金はもらってません」、フジテレビに対しては「諦めの気持ちが強い」
週刊ポスト
2025.1.5/ジュンク堂 三宮駅前店。阪神・淡路大震災を機に書店の使命に気づいたと語る工藤恭孝さん。震災後、ジュンク堂書店は地方出店を積極的に進めた
ジュンク堂書店創業者が語る「被災地に本屋は必要だった」 震災から1か月経たずに営業再開「リュックを背負ったたくさんの人たちが列を作っていた」【阪神・淡路大震災から30年】
週刊ポスト
趣味を通じて出会った“美女”とデートをしていたSnow Man向井康二
Snow Man向井康二、YouTube登録16万人超え“ゴルフタレント”と名門コースでラウンドデート お相手は「大勢いるゴルフ仲間の1人」と交友認める
女性セブン
テレビ局に手のひら返しをされる中居正広
中居正広、謝罪文で変わった潮目 テレビ局は沈黙から一転“切り捨て”モード、“育ての親”女性社長も距離を置き、香取慎吾も“手のひら返し”
女性セブン
松竹芸能からの退社を発表した濱口優(時事通信フォト)
よゐこ濱口優、松竹退社の裏にパワハラか「スタッフの前で罵倒」「不機嫌になって無視」などでマネジャーが次々交代 「結婚後により態度が悪くなった」の指摘も
女性セブン
年末の夜に地元の藤沢で仲間と忘年会をしていた中居正広
渦中の中居正広が地元藤沢で仲間と忘年会「浴びるように飲んで悪酔いしていた」 活動再開は“絶望視”、強気な声明文は引退への“工作”か
女性セブン