<愛子さま「小学6年生のグッチ〈4万円トート〉>
『女性セブン』9月19日号が報じた記事は大きな波紋を広げた。
8月下旬、栃木県・那須御用邸で静養されていた皇太子ご一家は、同級生家族とともに那須どうぶつ王国を訪れられた。その際、観光客の注目を集めたのが、愛子さまが手にされていたバッグだった。
それはダブルGのブランドロゴが全体に入った、見た瞬間に誰もが“グッチだ”とわかるトートバッグだ。この愛子さまのバッグは、グッチが2010年11月から展開している子供服コレクションの今年の春夏の新作で、約4万円の高級品。
まだ小学6年生の愛子さまに高級ブランド品を持たせる雅子さまに対しての賛否が巻き起こった。
本誌が10代から70代の女性150人に行った緊急アンケートでも、3分の2以上の114人が【親が小学生に高級ブランドバッグを与えるのは早いと思うか?】との質問に「はい」と答えた。やはり多くの人が、一般論として小学生が高級ブランドバッグを持つことを“良し”とはしていないことがうかがえる。
「表立ってはおっしゃらないものの、天皇皇后両陛下も皇太子ご夫妻が公衆の面前で、愛子さまにグッチのバッグを持たせていたことを残念に思われているようです…」(宮内庁関係者)
両陛下が嘆かれる背景には、これまでおふたりが大切にされてきた“質素倹約”の思いが深く関係している。
両陛下は国内ブランドをご愛用になるケースが多い。1989年、陛下の即位に際しての会見で、美智子さまはこう語られている。
「私どもの生活の中には、もちろん外国の品々がたくさん入ってきておりますが、私は、自分が育った時代もあって、どちらかというと国産の製品を愛用する方かもしれません」
両陛下が国産製品をお使いになる理由には、こんな思いが強いという。
「日本文化を大切に、そして日本の伝統を引き継ぐという思いを込められているとともに、公式の場で国産製品をお使いになられることで、優れた日本製品を世界に知ってもらいたいというお考えが根底にあるんです」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)
※女性セブン2013年10月24・31日号