『女性セブン』9月19日号が<愛子さま「小学6年生のグッチ〈4万円トート〉>と報じた記事は大きな波紋を広げた。
8月下旬、栃木県・那須御用邸で静養されていた皇太子ご一家は、同級生家族とともに那須どうぶつ王国を訪れられた。その際、観光客の注目を集めたのが、愛子さまが手にされていたバッグだった。グッチが2010年11月から展開している子供服コレクションの今年の春夏の新作で、約4万円の高級品。
まだ小学6年生の愛子さまに高級ブランド品を持たせる雅子さまに対しての賛否が巻き起こった。
天皇皇后両陛下も海外の高級ブランド品をお持ちになられたこともある。だが基本的には、ひと目でどこのブランドかわかるようなものを身につけることは避けてこられた。また美智子さまは“贅沢はできない”という思いから、日々物を大切にしてこられた。高級ブランドを使われないのも、こういった思いからなのだろう。
そんな美智子さまの姿勢を色濃く継がれているのが、紀子さまだ。
紀子さまはご結婚当初からつらいことがあると、いつも美智子さまに苦しい胸の内を明かされてきた。美智子さまのお姿をお手本とされて、身振り、手振り、言葉遣いなどを学ばれてきた紀子さまは、当然、服装や持ち物に関しても美智子さまをお手本とされている。海外の高級ブランド品を身につけられることは、ほとんどないという。
紀子さまの徹底ぶりを表すこんなエピソードがある。長女・眞子さまが学習院初等科に入学され、迎えた最初の遠足のときのこと。
「紀子さまは百貨店に“キャラクターがついていないもの”“ひと目でどこの製品かわかるタグがついていないもの”“派手でないもの”“子供が背負いやすいもの”といくつかの条件を出されたそうです。その条件に当てはまるものを外商が宮邸にお持ちし、お選びになったということです」(秋篠宮家関係者)
かつて紀子さまの洋服を縫製したことのある『クィーン洋装店』の堺幸子さんはこう話す。
「紀子さまもデザインは流行りに左右されないものが多かったですね。私が作った洋服も、リフォームして長く着ていただいたと聞いております」
その心はお子さまたちへも受け継がれているという。
「大学生になられた眞子さまも佳子さまも、いちばんおしゃれに対して敏感な時期ではありますが、決して高級なブランド品を持たれることはありません。普通の女子大生に人気の『ローリーズファーム』や『ローズバッド』などをお持ちになっているそうです」(前出・秋篠宮家関係者)
9月6日の悠仁さまの誕生日に宮内庁から出されたお写真。佳子さまが履かれていたのは、星の模様がちりばめられた赤いひものハイカットスニーカーだった。このスニーカーは英国の『アドミラル』というスポーツブランドと日本の若い女性向けのブランド『ダブルネーム』がコラボした靴で、7800円ほどの“庶民的”な商品だ。
※女性セブン2013年10月24・31日号