日本ではA型とO型で7割を占めているが、世界の血液型分布は、必ずしも日本と同じではない。下のデータを見てみると、地域ごとに差があることがわかる。
特筆すべきは南米・コロンビアのO型比率だ。O型が6割以上を占め、AB型はたった2%。また、全体的にA型とO型の比率が高い中、インドやタイではB型の比率が他国と比べて高くなっている。血液型も国民性の違いに少なからず影響を与えているといえそうだ。
日本 38% 22% 31% 9%(左からA型、B型、O型、AB型。以下同)
中国 23% 25% 46% 6%
韓国 32% 31% 28% 10%
インド 21% 40% 31% 8%
タイ 22% 33% 39% 6%
アメリカ 40% 11% 45% 4%
イギリス 42% 9% 47% 3%
フランス 44% 7% 46% 3%
スペイン 46% 7% 44% 3%
ドイツ 45% 10% 41% 4%
エジプト 36% 24% 33% 8%
コロンビア27% 10% 61% 2%
※O・プロコプ、W・ゲーラー著、石山昱夫訳:『遺伝血清学』(学会出版センター)より。数字は四捨五入。
※女性セブン2013年10月24・31日号